40_「初期のカルチャー負債の返済は、本当に難しい」創業期のバリューの役割 〜株式会社フライル CEO 財部優一、COO 相羽輝〜

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アーリーフェーズのスタートアップは、事業の成長を最優先にするあまり、組織の成長を後回しにしてしまうことも珍しくない。でも、組織は「人」がいてこそ成り立つ。そして事業も「人」がいてこそ、未来ある成長が望めると言えるでしょう。 プロダクトマネジメント業務を効率化するツール「Flyle」を展開するフライルを創業したCEO 財部氏、COO 相羽氏、CTO 荒井氏は、創業時からOKRの設定やミッション、ビジョン、バリューを組織に浸透させることに注力しています。これは、0→1のスタートアップには珍しいことですが、その背景には、ユーザベースやZUUなどで活躍してきた彼ら自身のこれまでの経験があるようです。 アーリーフェーズの段階で、彼らがMVVやOKRにこだわりを強く持ったのはなぜなのか。バリューの設定プロセスや浸透プロセス、そしてプロダクト・ドリブンな組織の作り方について、ディスカッションしました。 ハイライト 早い段階でMission・Vision・Valueを設定した理由 バリューの設定プロセスと組織に浸透させる方法 共同創業者が行うべき相互フィードバックの進め方 OKRの4つの本質 一次情報を組織全体に共有する重要性とその方法 プロダクト・ドリブンな組織の作り方 代表取締役CEO/共同創業者 財部優一 慶應義塾大学卒業後、Fintech系スタートアップZUUの創業期に参画し、執行役員として、マザーズ上場までの急成長を経験。ZUU onlineを中心とする金融メディアプラットフォームの事業責任者や金融機関向けマーケティング支援事業の立ち上げに従事。創業期~上場後までの各フェーズで採用や組織制度設計にも従事。20年2月にFlyle,Inc.を共同創業。 取締役COO/共同創業者 相羽輝 早稲田大学卒業後、リクルートへ入社。ユーザベースグループへ15年に転職。SPEEDAなど3つのSaaSのマーケティング・インサイドセールス部を立ち上げ17年末まで統括。18年にNewsPicksへ転籍し、法人向けSaaSの事業立ち上げ、グロースハック、カンファレンスなど多くのプロジェクトを牽引。20年2月にFlyle,Inc.を共同創業。